社会科公共市民学専修について

早稲田大学教育学部社会科公共市民学専修は、「公共」と「市民」の2種類の概念から、社会学をはじめとして、経済学、政治学・法学、メディア・コミュニケーション学の4つの学問を学ぶことができます。
専門性の高い人材育成をし、市民社会のさらなる発展を目指している専修です。
早稲田大学教育学部社会科公共市民学専修では、まず、1年次に早稲田大学の社会科公共市民学専修での学び方を身につけるために「入門演習」という授業が展開されます。
現代社会の問題点を明確に認識する「公共市民学Ⅰ〜Ⅲ」という授業で専門的視点を養います。
また、1,2年次には「法学概論」「政治学概論」「経済学概論」「社会学概論」「哲学概論」の5つの科目が必修科目として位置付けられています。
在学生たちは、これらを学ぶことで公共市民学の基礎を養いながら、専門分野を詳しく学び進めていくことができるのです。
それを踏まえて、3,4年次には、ゼミに所属し、2年の時間を費やして、指導する専任教員のもとで、じっくりと自身の研究を深めていく機会を得ることができます。
長い時間をかけた自身の研究の成果は論文にしてまとめたり、作品を手がけて発表したりすることで、これからの日本社会のありかたを在学生一人ひとりが自身の考察として見出していきます。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部社会科公共市民学専修の一般選抜においての募集人数は145名で、これは教育学部の他の学科専修と比較すると、約1.5倍の募集人数です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、A方式の文科系とB方式の理科系の選択式になっております。
社会科公共市民学専修はA方式(外国語と国語は90分、地歴・公民は60分)です。
2018年から2021年までの公共市民学専修の倍率は、6~8倍前後です。
ここ数年は大きな変動はないものの、人気の高い専修であると言えます。
社会科公共市民学専修を目指す受験生は、地歴・公民分野から得意科目を選択して受験できます。
入試科目は以下の通りです。

A方式

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
国語 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴・公民 50点 次のうちから1つを選択
1.世界史B、2.日本史B、3.地理B、4.政治・経済