教育学専修について

早稲田大学の教育学部は、7の学科と8の専攻・専修に分かれていますが、教育学の基礎基本を、教育学部教育学科に所属している他のどの専攻や専修より詳しく学び、研究できる専修が教育学科教育学専攻教育学専修です。
教育に関しての個人の視点を養いながら、多角的かつ客観的な思考能力を身につけることができます。
また、日本・世界を問わず、教育の歴史からじっくりと学んでいくので、将来的に専門性の高い教育学的考察を身につけることができます。
そのため、「将来、学校の教員を目指す」という学生ではなく、あくまでも「教育学」という学問を追究したい、あるいは広義の意味で教育を捉えて社会貢献したいと考えている学生が在籍している特徴があります。
早稲田大学の教育学部教育学科教育学専攻教育学専修では、様々な必修科目で学生の知識を深めていきます。
それに加えて、1,2年次に教育学の専門性を高める知識を身につける教育学の導入の内容の講義が展開されます。
3,4年次には、専門領域ごとに演習が実施され、個人の研究テーマを追究していくという、段階を追ったカリキュラムで形成されています。
指導教員の丁寧なアドバイスも、学生たちの一人ひとりの研究の質を高めることにつながっています。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部教育学科教育学専攻教育学専修の一般選抜においての募集人数は100名です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、文科系(A方式)と理科系(B方式)の選択式です。
教育学専修ではA方式が採用されます。3教科それぞれの試験時間は、外国語と国語が90分間、地歴・公民が60分間となっています。
気をつけたいのが他の学科、専攻、専修との併願ができないことです。
そのため、出願時までに自分が入学したい学科、専攻、専修を決定しておく必要があります。
特に、早稲田大学教育学部は、非常に細かな学科、専攻、専修の設定になっていますので、丁寧に意思決定しましょう。
ここ数年間における入試倍率は、7〜12倍と変動が大きいのが特徴ではあるものの、いずれの年度も高倍率には変わりがありませんので、今年の受験もまた十分に備えることが必要になります。
入試科目は以下の通りです。

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
国語 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴・公民 50点 次のうちから1つを選択
1.世界史B、2.日本史B、3.地理B、4.政治・経済