社会科地理歴史専修について

早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修は、社会科の中の地理、歴史について幅広い学びを通して、高度な専門性を身につけられるよう、在学生たちの学びを日々高めて行っている専修です。
現代社会における諸問題を地理、および歴史の視点からアプローチしていき、世の中をより良くしようと日々研究を重ねています。
教育学部に属しているので、教員免許を取得できるカリキュラムを選択することもできますが、実際に教職を目指す人はごくわずかです。
つまり、早稲田大学教育学部では、学校教育という意味にとどまらず、私たち人間のためのあらゆる教育を指し示している、ということが自然に伝わってきます。
早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修では、1,2年次に、地理学と歴史学の両方の基礎学習に時間をかけて取り組みます。
そのため、高等学校までの学び以上の専門知識をより深く学ぶことが叶います。
そして、その2年間で、自分がどのような研究を積み重ねていきたいのかをじっくりと考える時間と機会を十分に得ることができます。
その後、3年次と4年次では、社会科の地理や歴史に関する専門分野のゼミで、在学生各々が研究を深めていきます。
早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修の先生方は見識が広く、かつ、深いので、自分の志を貫いた研究を実施することができるでしょう。
教育学部の詳細の分岐図

入学試験について

2022年度の早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修の一般選抜においての募集人数は145名です。
教育学部の他の学科専修の約1.5倍の募集人数です。
教育学部の一般選抜は3教科の試験があり、文科系(A方式)と理科系(B方式)の選択式ではありますが、社会科地理歴史専修はA方式(外国語と国語は90分、地歴・公民は60分)です。
2018年から2020年の入試においての倍率は、7~9倍ですので、その人気の高さをうかがい知ることができます。
社会科地理歴史専修を受験する人は、地歴・公民より得意科目を選択できるものの、外国語も国語もそれぞれ高得点を狙えるような学習法が求められます。
入試科目は以下の通りです。

A方式

教科 配点 科目
外国語 50点 次のうちから1つを選択。
1.英語(コミュニケーション英語Ⅰ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、英語表現Ⅰ、英語表現Ⅱ)2.ドイツ語3.フランス語
国語 50点 国語総合、現代文B、古典B
地歴・公民 50点 次のうちから1つを選択
1.世界史B、2.日本史B、3.地理B、4.政治・経済